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健康で文化的な最低限度の生活 11巻 【紹介&レビュー】

健康で文化的な最低限度の生活
引用:講談社コミックプラス

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健康で文化的な最低限度の生活。

では11巻です!

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「健康で文化的な最低限度の生活」を読んで頂きたい方

「健康で文化的な最低限度の生活」とは、日本国憲法第二十五条に表記されている文章の一部で、全文では1「すべて国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。」 2「国は、すべて の生活部面について社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。」 と規定されています。
つまり生活保護をテーマに扱った漫画ということです。
そして生活保護行政に関わる方や被保護者だけではなく、社会福祉従事者は必見の漫画です。
かなり生活保護行政の実態というか、ケースワーカーの日常業務や生活保護の実態がリアルに描かれています。
病院ソーシャルワーカーである私がみても、最近の若いケースワーカーが考えていそうだなと感じることと、この漫画に出てくる新人ケースワーカーが感じていることもかなり近い部分があります。

さらに社会福祉従事者のマインドとしても、弱い自分であったり、それを隠そうとする自分であったり、援助者としての自覚や自己覚知的なところもこの漫画で改めて気づかされることがあります。

また生活保護被保護者との関わり方の勉強にもなります。
漫画に出てくる被保護者は本当に現実にいる方ばかりです。
実際のケースをモデルにストーリーを作っているのではないかと思うほどです。
こういうケースの時にはこういう制度があるのか、こういう法律があるのか、こういう解決策があるのかと、実用的な点でも大変勉強になる漫画だと思います。

あとはなんかほっとけない主人公の義経さん!
彼女の成長過程も見逃せないポイントです。

ぜひ「健康で文化的な最低限度の生活」の世界を楽しんでもらいたいため、漫画紹介させて頂きます!

ネタバレありますので、未読の方は注意してください。

食う者食われる者、入り乱れての最終局面!

「オレンジパルム」に住む受給者達を支配する石橋の暴挙はさらにエスカレート。
暴行を受け、ホームレス状態である角間の「安全」を確保するため、生活保護ケースワーカー・義経えみるは住居探しに奔走するがーー

累計100万部(紙+電子)突破!
“生活保護”ケースワーカー奮闘劇、最新刊。
住まいと貧困の関係に迫る“貧困ビジネス編”最終局面へ!!


引用:小学館eコミックストア
【電子書籍はこちら】 ⇒ 健康で文化的な最低限度の生活 11巻

目次

  • 第95話 緊急事態
  • 第96話 居宅生活ができると認められる者
  • 第97話 居場所
  • 第98話 兄貴
  • 第99話 決戦は火曜日!!
  • 第100話 明暗
  • 第101話 不当要求対応
  • 第102話 その後
  • 第103話 追憶

感想

角間さんが知的障害かもというエピソードがあります。

昭和の時代はまだ知的障害に今よりも理解や知識が及んでなく、あっという間にいじめの対象になったり、学習環境がマッチせず、勉強が遅れていくことは多々あったようです。

そして何よりも知的障害に理解のない人間関係や環境により、尊厳が削られていきます。

この巻では角間さんのヒストリーから知的障害の方の生きづらさをリアルに描いています。

この巻の見どころ

  • 義経、課長にキレる!?
  • 「居宅生活ができると認められる者」の条件
  • 公務員にヘッドロック
  • 石橋、自滅
  • 角間さんの生きづらさ
  • 知的障害の検査を受けることとは

ゆずおりがみチェック!

須永課長と京極係長と義経さんが、石橋らにやり込まれる場面があります。

ああいうクレーマーに突然襲撃されると、何の準備もしていないと墓穴と掘ってしまったり泥沼にはまることはままあります。

クレーマー対応の難しいところです。

そのような中で、今回は、義経さん、大変でしたね。

石橋達からの脅し、暴言、暴力

女性のケースワーカーなら特にです。
個人情報も握られ、自宅も特定される可能性もあります。

そうなると援助する側にとって、一番恐ろしいのは逆恨みです。

石橋は懲役8年の実刑になりましたが、出所後のことなど考えるとまったく安堵な気持ちにはなれませんね。

こういうリスクがあるのも相談援助職ならではと言えます。

【電子書籍はこちら】 ⇒ 健康で文化的な最低限度の生活 11巻

健康で文化的な最低限度の生活』(けんこうでぶんかてきなさいていげんどのせいかつ)は、柏木ハルコによる日本漫画小学館ビッグコミックスピリッツ』にて2014年18号から連載中。

新人ケースワーカーの目を通して生活保護のリアルに迫る青春群像劇。題名は日本国憲法第25条第1項の条文「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」から採られている。

第64回小学館漫画賞一般向け部門受賞(2018年)、第23回手塚治虫文化賞一般部門最終候補作品(2019年)。2021年3月時点で電子版も含めた単行本の累計発行部数は100万部を突破している[1]

2018年7月より連続テレビドラマ化された[2]。テレビドラマ版の公式略称は「ケンカツ」。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)

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