スポンサーリンク
スポンサーリンク

健康で文化的な最低限度の生活 8巻 【紹介&レビュー】

健康で文化的な最低限度の生活
引用:小学館eコミックストア

Warning: count(): Parameter must be an array or an object that implements Countable in /home/c6306456/public_html/yuzuorigami.com/wp-content/plugins/rich-table-of-content/functions.php on line 490

健康で文化的な最低限度の生活。

では8巻です!

スポンサーリンク
スポンサーリンク

「健康で文化的な最低限度の生活」を読んで頂きたい方

「健康で文化的な最低限度の生活」とは、日本国憲法第二十五条に表記されている文章の一部で、全文では1「すべて国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。」 2「国は、すべて の生活部面について社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。」 と規定されています。
つまり生活保護をテーマに扱った漫画ということです。
そして生活保護行政に関わる方や被保護者だけではなく、社会福祉従事者は必見の漫画です。
かなり生活保護行政の実態というか、ケースワーカーの日常業務や生活保護の実態がリアルに描かれています。
病院ソーシャルワーカーである私がみても、最近の若いケースワーカーが考えていそうだなと感じることと、この漫画に出てくる新人ケースワーカーが感じていることもかなり近い部分があります。

さらに社会福祉従事者のマインドとしても、弱い自分であったり、それを隠そうとする自分であったり、援助者としての自覚や自己覚知的なところもこの漫画で改めて気づかされることがあります。

また生活保護被保護者との関わり方の勉強にもなります。
漫画に出てくる被保護者は本当に現実にいる方ばかりです。
実際のケースをモデルにストーリーを作っているのではないかと思うほどです。
こういうケースの時にはこういう制度があるのか、こういう法律があるのか、こういう解決策があるのかと、実用的な点でも大変勉強になる漫画だと思います。

あとはなんかほっとけない主人公の義経さん!
彼女の成長過程も見逃せないポイントです。

ぜひ「健康で文化的な最低限度の生活」の世界を楽しんでもらいたいため、漫画紹介させて頂きます!

ネタバレありますので、未読の方は注意してください。

※本書収録の第71話について、著者の柏木ハルコ先生が15ページにおよぶ加筆修正を行われました(2020年6月30日)。渾身の加筆修正によって、さらに深みを増した物語を楽しんでいただければ幸いです。

地上波連続TVドラマ化!
第64回小学館漫画賞[一般向け部門]受賞の話題作!!

二児のシングルマザー・美琴の担当となった栗橋。
子ども達をネグレクトしていた彼女の支援に
奔走する渦中で、美琴の妊娠が発覚!
先の見えない状況の中で、栗橋の支援は実を結ぶのか!?

今の日本の大きな社会問題である「子どもの貧困」。
単行本第7集から引き続き、ひとつの貧困世帯が抱える困難を
深く掘り下げ、その核心に迫る…!

生活保護ケースワーカー奮闘記、必読の第8集、登場!!

引用:小学館eコミックストア
【電子書籍はこちら】 ⇒ 健康で文化的な最低限度の生活 8巻

目次

  • 第66話 
  • 第67話 Walkin’ in the rain
  • 第68話 それぞれの道
  • 第69話 一歩一歩
  • 第70話 父親
  • 第71話 覚悟
  • 第72話 悪者はどこだ?
  • 第73話 抗う
  • 第74話 春よ来い
  • 第75話 それぞれの春

感想

生活保護受給者のシングルマザーが子どもを産んでいいのかどうか。
栗橋さんはケースワーカーとしてその判断に苦悩します。
しかし、結局決めるのは本人。
本人が決めたことに対して全力を尽くしてサポートするのがケースワーカーと気づいていきます。
そのプロセスがこの巻の見どころですね!

最初生活保護受けるとき申請する理由のところに「金がないため」と適当な字で書いていました。
しかし、琴美さんも次女が生まれて、次女の申請時にはきちんとした文章でキレイな字で書かれて申請しました。
この変化は役所のサポートにより本人の心の鎧が外れて、まわりの力を借りていこうという素直さが出てきて良かったなぁと感じました。

この巻の見どころ

  • 人の税金で子どもを育てることが許されるかどうか
  • 栗林さんと母親の覚悟
  • 憲法13条 幸福追求権に基づいて仕事をしました。我々公務員は法に則って仕事するしかありませんので
  • 婚姻を継続しがたい重大な事由
  • キレる!栗橋さん。そしてその行動についてただ溜飲を下げただけなのかと複雑な心境
  • 生活保護家庭の子どもの進路はどうあるべきか

ゆずおりがみチェック!

厚労省によると、20年3月の全世帯の大学、短大、専修学校などへの進学率は73.4%
市民団体「生活保護情報グループ」の調べによると、生活保護世帯の進学率平均は39・9%にとどまっているようです。

実際に生活保護世帯の子どもが大学に行こうとすると、まず世帯分離をすることになります。
学費だけではなく生活費も自分で稼がなければなりません。
そして医療扶助も適用されませんから、医療費も国民健康保険に加入して3割負担です。

当然、奨学金もめいっぱい借りることになります。
作中に中学、高校と生活保護を受けていたという鹿間ちゃんも400万円の奨学金返済を背負って社会人をやっています。

ただ、最近は親の援助額も年々減っていると聞きます。
つまり生活保護世帯でなくても、親の援助がなく、自分で奨学金をもらいバイトをしながら大学や専門学校に通っている人も増えているそうです。

外国では大学の費用まで無料のところもありますが、日本ももっと教育にお金をかけるべきではないでしょうか。

【電子書籍はこちら】 ⇒ 健康で文化的な最低限度の生活 8巻

健康で文化的な最低限度の生活』(けんこうでぶんかてきなさいていげんどのせいかつ)は、柏木ハルコによる日本漫画小学館ビッグコミックスピリッツ』にて2014年18号から連載中。

新人ケースワーカーの目を通して生活保護のリアルに迫る青春群像劇。題名は日本国憲法第25条第1項の条文「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」から採られている。

第64回小学館漫画賞一般向け部門受賞(2018年)、第23回手塚治虫文化賞一般部門最終候補作品(2019年)。2021年3月時点で電子版も含めた単行本の累計発行部数は100万部を突破している[1]

2018年7月より連続テレビドラマ化された[2]。テレビドラマ版の公式略称は「ケンカツ」。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)

コメント

タイトルとURLをコピーしました