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ビターエンドロール 1巻 【紹介&レビュー】

ビターエンドロール

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ビターエンドロール。

では1巻のご紹介です!

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「ビターエンドロール」を読んで頂きたい方

「ビターエンドロール」は医療ソーシャルワーカー、通称MSW(Medical Social Worker)と呼ばれる職業についている主人公の物語です。

MSWが主人公の漫画はかなりめずらしいです。

MSWとは主人公の犬飼MSWも作中で述べていますが、
「患者さんの病気やケガその後遺症から起きる問題や不安に寄り添い その後の治療や日常生活をスムーズに送れるように、つまり社会福祉の立場から患者さんを支援する」
という仕事です。

もっと簡単に言うと病気治療そのものなどは医師や看護師が対応しますが、それ以外の困ったことはMSWが守備範囲とも言えます。

医療機関で働くソーシャルワーカーで、社会福祉士資格、または精神保健福祉士資格という国家資格取得者のことも指します。

この新人の犬飼MSWが対応するケースによって物語が進みます。

私もMSWですが、私からみても大変秀逸な作品だと思います。

自分がこの患者さんならどうやって支援しようとか、自分ならこうするという感じで読みました。

もちろんMSWではない方もMSWってこういう仕事をしているんだということが理解できると思いますし、MSWの日常業務や生活保護の実態がリアルに描かれています。

あとはすぐに泣いてしまう犬飼MSWとそのプリセプターの馬頭MSW
この二人の掛け合いも笑えます!

というわけで、ぜひ「ビターエンドロール」の世界を楽しんでもらいたいため、漫画紹介させて頂きます!

ネタバレありますので、未読の方は注意してください。

病気が傷つけるのは「肉体」だけじゃない。だから「医療ソーシャルワーカー」が必要だ。
社会福祉×医療――時代を切り取る新医療ドラマ開幕!
主人公・犬飼は新人「医療ソーシャルワーカー」(通称MSW)。MSWは、医師や看護師とは異なる社会福祉の観点から患者を助ける仕事。
病気やケガを負うと、様々な問題(お金、仕事、家族…)が浮き彫りになる。患者のために自分は、病院は、社会は、何ができるのか。一緒に答えを探していこう。


引用:講談社コミックプラス
【電子書籍はこちら】 ⇒ ビターエンドロール1巻

この巻の紹介と感想

最初の患者さんはくも膜下出血発症で左片麻痺と軽度の左半側空間無視の症状がある28歳男性。

いまいち復職に向けて後ろ向きな患者さんのために、その患者さんの職場まで出向くという両立支援コーディネーター的な支援を展開します。
しかし、この患者さんがなぜ復職に後ろ向きなのか。

犬飼くんのセリフでああ、この言い方よかったなぁと思ったのは、何かを言えていない患者さんに対して「何か僕たちが気付けてないことありませんか
そこから患者さんが真に困っていることを話してくれて。
対話を重視するMSWの真骨頂をみることができたとても良いシーンでした。

二人目の患者さんはアルコール使用障がいの赤ちゃん子育て中の女性です。
アルコール使用障がいの治療はまず患者さんが自分が依存症であることを認めることから。
ということで、犬飼MSWも紆余曲折して、その通りオーソドックスに支援していきます。
話を聞いてくれるMSWに救われて、アルコールの依存症を認めていく過程はMSWの支援をよく表現していると思います。

三人目の患者さんは多発性骨髄腫の高齢男性で無保険、無年金、生活保護申請拒否の方です。
それをMSWがなぜ生活保護を拒否するのかを繰り返しの面談や退院前訪問指導などを行いながら紐解いていきます。

その他、細々と白衣を着ているMSWが医師と間違えられたり、担当医にうまく患者さんの相談ができなかったりと「MSWあるある」が随所にあって面白かったですね!

【電子書籍はこちら】 ⇒ ビターエンドロール1巻

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